文字の住み処
なんだかもっともっと自由に書く場所にするはずが結局レビューログのようになっていてもったいない。もちろんアウトプットの場所がほしいのはほしいんだけど。タイトルを崩せばいいのだろうか。そういう問題でもないのかな。(まあ中身はぐずぐずにくずれていますが)
・エッセイ置き場
・創作物置き場
・アイドル・ジャニーズ系長文
・それ以外のインプットを書き留める場(ココ)
・映画レビュー
で構成されているわたしの文字群。手書きはぜ〜んぶ一冊にRollbahnだよ。愛好家なので。あとは最近はToDoを手帳に書き留めるようにしました。もっとエッセイと感想の間くらいのことをここには書きたいのに、なあ?
同級生
誰かに読ませるために書いたら嘘になる気がしたんだよね。だから書かなかったけど。ここには書く。
オデッセイ/リドリー・スコット
「だが、殺されたはずの俺は生きている」
ウェストサイド物語
劇団四季観てきた。
小学生のとき、社会科見学みたいなやつで日生に「ユタとゆかいな仲間達」観に行ったぶりであった。
劇場は浜松町の四季劇場「秋」、席は3階のバルコニーで学割が効いて2000円。浜松町の劇場は船に乗るときにときどき見かけていたけどぱっと見は地味。日比谷あたりに比べたらねえ。でも中は立派な劇場でクロークもあるし、ふかふかの椅子だ。驚いたのは秋と春はお向かい同士で、中でも繋がっていること。幕間の時間がずれているんだけど春側に客席降りをするらしいライオンキングのキャストががっつり見えていたので面白かった。なんでつなげた設計にしてあるんだろうか。
チケットの金額も安いよね!学割はうれしい。ただバルコニーなので、見やすいわけではなくて、3階から覗くために、まさかの前かがみになっていいルール。ふかふかの青いベルベットの肘置きが座席の前についているので身をのり出します。(肩と腰はつかれたけど。)でも入門編として2000円は出しやすい金額設定だな〜と思いました。
四季初心者はまだ驚くポイントがあって、チケットがQRコードなの!本当にペーパーレスになっているので、スマホかざしてぴっと入場する人もいました。玄人感...!わたしは紙チケットにQRが印刷してあるのをかざしたけど。すると、座席表が発券されて座席までの道のりが書いてある紙が出てくるんですねえ。驚いた〜。
幕間には再入場用の紙を受け取れば劇場外に出られます。劇場のまわりにはなにもないから併設のカフェに入ってみたりしました。
いろいろとシステムが面白かったな。これだけでけっこう満足している入門大好きおたくです。
中身はというとジャニーズ舞台のルーツを探るべくこの演目を選んだので、へえ、その通りだな、これが文脈というものか、とふむふむ納得しました。全体としてはなんか甘いところもあったような気がしたけれど。ダンスの振りもこんなに「四季」感出るんですね。東宝版観たいかも。
あと主演の女の子、お稽古風景のほうべっぴんさんで驚いた。
今後の目標としてはライオンキングとかアリエルとかアラジンとか。CATSやウィキッド、仮面なんかの定番モノといわれるものを教養として観ておきたい所存です。
みなでつくる方法─吉阪隆正+U研究室の建築
@湯島
ついでにU研もメモ。
すごいな。図面が濃いってこういうことだ。
・個人的にはDISCONTが気に入ってしまった。あの青焼きのキャプション...!
・セミナーハウスの油土模型もすごかった。こんなに油土の似合う建築ってあるんだろうか。ぬめぬめと起ち上がっている。
・21美みたいな平面もあった。
・アンネフランセの数字レタリング、たまらなくないですか?!!たまらないです!!!
・語られる吉阪もすごく魅力的で。
全体を通してパースのスケッチがかわいくて。大島の鳥瞰図とかね、よかったです。
フォスター+パートナーズ展:都市と建築のイノベーション
@森美
フォスター観に行ったってよ。
フォスターとの出会いは数年前の受験を終えて暇していたときの一本の映画。フォスターがスキーをしている映画(語弊)。とても鮮烈だった気がする。ろくに建築家の名前も知らない私が、「ひとりの建築家」の映画を観たはじめての体験だった。感想は今度読み返してみようと思うけど。
そんなこんなで、フォスター展。
フラーの色が濃く読み取れて、よかったな。フラーのことバッキーだっけ、って呼べるのすげえってなった。フラーもダイマキシオンかーもすべて、歴史の中のもののように思っていたから。
・作品数がすごい
すさまじい数作ってんだな、フォスター。これは映画からじゃわからなかった。多分、映画の中ではミレニアムブリッジとフランス・バルセロナ間の橋(みよー橋)とスイスの家とアップルキャンパスだった気がする。いや、それ以上にすさまじい数の建築が数十年のなかで起ち上がっているんだな。
映画の中ではスキーするおじさんだったけど、これはかなりの組織設計だな、とかも考えてしまった。
ちなみに行ったことがあるのは、ミレニアムブリッジと大英博物館か。日本にも住宅があることを初めて知った。
・宇宙建築のリアリティ
さすがフラーから継承されている、というかなんというか。
最小の資源で最大の空間を。という意味での合理性は確かに宇宙に近づくよな、と思った。
・ゲーリーと似て非なる
どことなくゲーリーみがあるんだけど、違う。ゲーリーは生産のシステムを考えていて、規格化することや生産ラインを組むことを考えていた。フォスターは、大英なんかがそうだけど何千枚のガラスがすべて異なる大きさらしくて、そんな施工泣かせあるかよって思った。だけど、環境面を見ているのはフォスターかも。あとガウディじゃないけれど構造と形態の一致も。洗練されている。
ゲーリーと近いなと思ったのはどこだろう。作っているもののスケールかな。公共建築といい住宅といい、あんまり言葉にならないけど似ていると思った。
・マギーズセンター
気に入ったのはマギーズセンター、癌患者の療養所とでも言うのだろうか。フォスターは実作が多いなと思ったので、模型がプレゼンボードに載っているということにまず親近感を覚えてしまった。Photoshopがそこに介入してそうな感じがたまらん。建ってしまうといつも圧倒的すぎるからかな。
ということでドレスデン駅といい、ドイツの国会議事堂といい、わくわくする〜。ちなみに森美のあの場所はぽかぽかな今日にはすごく不適切だった。暑い。フォスターの展示をする場所とは思えない。あつい。
デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来
@HUB
手短に。過去のデバイスのほうが低度で今のデバイスのほうが高度のはずなのに、古いMacとか見て「使えない」「使いづらそう」「使い方忘れた」と思ったから不思議だ。インターフェイスも時代とともに変わっているし、操作性も向上しているんだな、とほとほと思った。しかし、それってどうなのかな。以前も感じたことだけど、「作り手の技術の向上」があるがゆえに「使い手の操作がやさしくなる」のだ。もちろんいいことだけど、作り手と使い手に乖離が生まれていくことでもあるな、と思っている。今のあいふぉんなんて自分で作れないじゃん、無理じゃん。いや、昔の電話でも無理だけど。
しかしやっぱり電子音ってなんで気持ち悪いんだろう。テクノ音なら好みなのに。その差異を探っていくことが今後の課題です。