星座早見図

mapping of stars

同級生

誰かに読ませるために書いたら嘘になる気がしたんだよね。だから書かなかったけど。ここには書く。

 
すごく、分かった気がしたの。
 
たとえば、女の子がこういうものが好きであること、こういうことが別になんだってないこと、こういうものを描くものとして絵があること、ぜんぶ全部を描ききってしまうことで深みを観る映像と必要じゃないものを全て切り落とした余白を観るアニメーションと、それから、それから。
 
分かった。全部分かった。分かった、気がした。ああ、いいな。いいなあ。
 
 
 
以下細々と書き留めておきます
 
・アニメーションは線と色と声しかない。それだけ。だから、最初、実写慣れしていると「声でかいな!」って思って違和感だったんだけど、あの繊細な線と、淡い色の世界で、声が大切なんだという気がした
・キャロルに続いて、「愛は地続きなんだ」を提唱するけれど、女の子の「そういう」は曖昧で実写の美しさがあって、男の子の「そういう」はややフィクションめいた絵が似合うんではないかなという違いがあるのかもしれなかった
・だからどちらも同じ(近い)ことだけど全然違う表現をとる、そしてそれは違うんだけど同じだ。どちらも簡単に言ってしまえば「同性愛」を描こうとしているけれど、たぶん描きたいのは「同性愛」じゃない
・実写とアニメーションの表現の違いをまじまじと感じる、どちらがいいとかわるいとかではなくて、どちらもすばらしいような気がした
・まんがのコマ通りに作るとまんがみたいな映像になるんだな
・原作のファンがうなずくモノの作り方とはこういうことかと
・女の子ばかりの劇場はちょっとさみしいものがあるけれど、こういうものを受け止めるのは女の子なのだなということを感じれたという意味ではひとつ収穫だったと思った
・ところで「同級生」「同級生」たる感覚を得るのは「同級生でない」存在があることだと思ったんだけど、どう?